統計Cafe第1回セミナー第1回統計勉強会「データに有意差があるとはどういうことか(Student の t 検定から Brunner-Munzel 検定まで)
以下のようにセミナーを開きます.
統計Cafe第1回セミナー概要:
エンジニアならば Student の t 検定は知っているだろう. 検定を使ったことのある人は Welch の t 検定も知っているかもしれない. さらには, ノンパラメトリック手法の Mann-Whitney-Wilcoxon 検定を使ったことがある人もいるかもしれない. ここまでは教科書に載っている. でも, Brunner-Munzel 検定については, 知っている人は少ないだろう.
実はこれは「片手落ち」とでも言うべき状況である. t 検定は分布が正規分布であることを仮定しており, Student の t 検定は, 2 つのサンプルの母集団の分散が等しいことを仮定している. Welch の t 検定は, これを修正して, 分散が等しくない場合にも使えるようにしたものである. Mann-Whitney-Wilcoxon 検定は分布は正規分布でなくても良いが, 等分散性は仮定してる. Welch と同様の修正を Mann-Whitney-Wilcoxon 検定に加えたものが Brunner-Munzel 検定である. つまり, 2 つのサンプルが正規分布に従わず, かつ, 分散も等しくない場合は, Brunner-Munzel あるいはこれに相当する検定を行う必要がある.
このセミナーでは, 検定においては, 何を比較してどのような判断を行っているのか, 正規性, 等分散性の仮定と検定手法の関係, 及び Python のパッケージで簡単に検定を行う方法について概説する.
統計Cafe第1回統計勉強会概要:
セミナー終了後に, 参加者の希望を聞きながら, 勉強会の内容・スケジュールについて決めていきます.
日時: 2022年7月20日, 16:30--18:00
場所: 自然科学2号館2A128(ヒューマン・エコ・ラボラトリー)
参加資格特になし.
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