学生さんから講義に関する質問を受けましたが、その中に、近似式
$$
\log (1 + x) \approx x
$$
を用いた式の変形が必要なものがありました.
この近似式は $\log (1 + x)$ を $x=0$ のまわりで Taylot 展開して 1 次の項までとったものです.
Taylor 展開は
$$
\log (1 + x) = 0 + x - \frac{1}{2} x^2 + \frac{1}{3} x^3 - \frac{1}{4} x^4 + \dotsb
$$
であり, 1 次までとると
$$
\log (1 + x) \approx x
$$
同様に
$$
\log (1 - x) \approx -x
$$
が成立します.
この近似は, いろいろな分野で使いますので, 覚えておいて損はありません.
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